長男が低学年の頃、日中におしっこでパンツを汚すようになった時期がありました。
その原因はなんと便秘でした。
子どもの便秘は油断ならないと痛感した我が家の体験談です。

症状のはじまり
長男が小1~2年の頃でした。
ある日、学童から帰宅した長男のズボンから匂いがするのです。
あれ、ズボンの前が少し湿ってるような…?
脱がせて確認するとパンツも少し湿っていて、そこから匂っていることに気づきました。
おしっこが間に合わなくてちょっと漏れちゃったのかな、と気にしていなかったのですが、2・3日おきに匂うことがあります。
本人に”漏れた”という自覚はなく、帰ってきたときの匂いでわたしが気づくのです。
最初はたまたま間に合わなかっただけかもしれないと思っていたのですが、3回くらい続いたとき、明らかに匂うため周りのお友だちに気づかれる前に早く対処しなくてはと焦りました。
泌尿器科を受診する

最初はかかりつけの小児科を受診しようと思いました。
ですが、かかりつけの小児科には検査設備はありません。
問診だけで解決策がわかればいいのですが、検査が必要な場合は大きな病院に紹介されます。紹介されるであろう大学病院はいつも混雑しており、予約が数週間先になることも予想されました。
早めに解決したかったので、子どもの夜尿も診察されている泌尿器科を見つけ受診することに。
長男よりもわたしの方が緊張して受診したのですが、女性の先生だったことや、長男には男性の看護師さんも対応してくださって、安心して相談できました。
問診の後に腹部エコーをすると、
腸に便が溜まっていることが発覚。
先生から、膀胱や排尿に関わる神経は腸に隣接しているため、便秘が影響して排尿の調整がうまくいかなくなっている可能性があるという説明を受けました。
当時、長男は毎日排便していると言っていましたが、硬くなった便の隙間からやわらかい便だけが出て、硬くなったものはそのまま停留しているのだろうとのことでした。
とにかくまずは便秘を改善しましょうといういことで、整腸剤を処方されて様子を見ることになりました。
先生の説明に納得し、とりあえず原因がわかったことに安心したのと同時に、我が子の便秘に気づけなかったことはショックでした。
先生の見立て通り、整腸剤でしっかり排便があると嘘のように症状はなくなりました。
便秘の原因
長男が便秘だという認識はなかったのですが、便秘になるであろう原因はすぐに思い当たりました。
それは水分摂取が少ないこと。
量を飲めない子ではないのですが、遊びなどに夢中になると自分から飲む機会を忘れるようです。
保育園の頃はかなり気を付けて飲ませるようにしていましたが、小学生になり本人任せになっていたことが原因だと思います。
今では笑い話ですが、夏休みに学童へ水筒を忘れていった日など、長男は1日何も飲まずに過ごしてたこともあります。

★学童へ水筒を忘れていったある日のこと★
・午前中は水筒を忘れたということに気づかない。
・お弁当を食べようとして水筒を忘れたことに気づく。が、食べている間に先生に申し出ることを忘れ、午後も遊びに夢中で何も飲まずに過ごす。
・学童からの帰り道に水筒をさげていないことに気づき、学童に取りにもどる。(この時点では、朝自宅に水筒を忘れていたことを忘れている)
・学童に取りに戻ったときに水筒がないことに気づき、朝から持ってきていなかったことを思い出す。
この件をきっかけに、一緒に学童に行っていた長女も危機感を持ち、長男の持ち物などもずいぶん気がけてくれるようになりました。
学年が上がるにつれ忘れ物はしなくなりましたが、低学年の頃は長女含め周りにはずいぶん助けられていたなぁと振り返ります。
便秘予防のために
排便があったらカレンダーに印をつける

泌尿器科の先生に言われて、受診後の数カ月間は排便があったら記録をつけていました。
数カ月間続けていると、長男はもとより我が子3人とも、いいうんちが出たときは嬉しそうに報告してくるようになりました。
今でも我が家では、「うんちが出ているか」という会話は日常的なものになっています。
水筒の残量チェック

朝入れた水筒が帰宅したときにどのくらい減っているかで、学校で飲んだ量を把握します。
本人に飲むように言っても減っていない状況が続く場合は、事情を説明して担任の先生に声かけをお願いしたこともありました。
先生にはお手間ですが、休み時間にお茶を飲む習慣がつくまでは仕方ないと思っています。
我が子たちが持っている水筒は、口をつけて直飲みするタイプですが、水分摂取量を意識するためには、コップタイプの水筒がいいらしいです。
直飲みだとどのくらい飲んだか自分で確認しづらいので、どのくらい飲んでいるか目で見てわかるコップタイプの方が、水分摂取への意識が高まるそうです。
子育ては失敗&学びの連続です。
こんな話でも、どなたかのお役に立てば幸いです。