やさしい生活

生きてるだけでえらい時代、自分にやさしく家計にやさしく

小説「ライオンのおやつ」とお粥さん

最近読んだ本。

「ライオンのおやつ」

小川糸(著)、2020年度本屋大賞第2位

物語の舞台は、瀬戸内の島にあるホスピス「ライオンの家」。

30代で余命宣告を受けた女性”雫”の人生最期のときが描かれている。

物語に出てくる人、動物、食べ物、自然…全部があたたかい。

2021年にはNHKでドラマ化もされたそうです。

 

 

いつもは、夫や子どもたちがいるリビングで本を読むこともあるのですが、これはだめでした。

いくつもの場面で号泣してしまう

子どもたちが学校に行っている隙に、いっきに読み終えました。

 

どう死ぬかはどう生きるか

そんなことを思いながら読み終えました。

 

号泣するとお腹が空いてきます。

 

主人公がライオンの家で初めて迎えた朝。

ライオンの家では、三百六十五日、毎朝違うお粥でゲストのみなさんをお迎えします

そう言って、マドンナ(ライオンの家の代表者)が主人公に持ってきてくれたのは、”小豆粥”でした。

 

物語の中では、いくつも食べてみたいなぁと思う食べ物が登場しますが、わたしが一番食べたいと思ったのは”お粥”です。

 

家族が病気のときに数回作ったくらいで、自分が食べるためにわざわざ作ったことはなかった”お粥”。

お昼ごはんに作ってみました。

暑い今の時期でも、水分をたっぷり摂れるためか身体にすっと入ってきます。

ミネラル豊富な天日塩を振りかけて。

ライオンの家のように塩鮭や鯛味噌といったトッピングはありませんが

(塩昆布多!)

あるものでおいしくいただきました。

1/2カップのお米でお茶碗2杯分のお粥を作り、しっかり完食!

 

数年前、コロナでそれまでの常識がひっくり返るような経験をしてから、”明日死んでも後悔しないように生きる”と日々意識するようになりました。

満足だな~と思う瞬間を一日一日積み重ねていたら、その先に最期の一日があった。

願わくばそんな人生がいいですね。

 

ミネラル豊富かつ普段使いしやすい天日海塩↓